HOMEMADE DOG FOOD GUIDE

犬の手作りごはん
よくある悩みQ&A

「栄養は足りている?」「1日何g?」「人気のレシピなら安心?」。手作りごはんを続けていると、調べるほど迷うこともあります。このページでは、飼い主さんが悩みやすい疑問を、毎日のごはんを考えるヒントとして分かりやすく整理します。

公開:2026年9月23日/更新:2026年10月4日

nanairoとは

一般的な情報の、その先を確認するために

手作りごはんについて調べると、栄養や量、食材の組み合わせなど、たくさんの情報が見つかります。

それでも最後に残るのが、「じゃあ、うちの子が今食べているごはんはどうなんだろう?」という迷いです。

nanairoは、一般的な情報を知ったその先で、今のごはんを自分の愛犬に合わせて確認するために生まれました。

nanairoの栄養計算・評価基準とデータの扱いを見る →

気になる悩みから読む

Q1

犬の手作りごはんって、よくないの?

手作りごはん自体を一律に「よくない」とは言えません。大切なのは、愛犬に必要なエネルギーと栄養素を、日々の食事で無理なく満たせているかを確認することです。

肉・野菜・ごはんなどを使っていても、食材の種類だけでは栄養バランスは判断できません。同じ食材でも使用量によって栄養素量は変わり、同じ100gのごはんでもレシピによってカロリーは異なります。長く続けるほど、「何を使ったか」だけでなく「何g使ったか」「どのくらい食べるか」まで見ることが重要になります。

Q2

犬の手作りごはんの栄養バランスは、どう確認する?

食材の割合だけでなく、実際の重量から栄養素量を計算し、犬の栄養基準と比較して確認します。たんぱく質や脂質だけでなく、ビタミンやミネラルなども含めて見る必要があります。

「肉・野菜・炭水化物を入れたから大丈夫」という見方では、特定の栄養素の不足や過剰までは分かりません。nanairoでは、入力した食材と重量からレシピ全体を計算し、レシピ自身のエネルギー量を基準に栄養密度へ換算して、成犬・子犬それぞれの評価に用いる公開基準値と比較します。

nanairoで確認できること不足・適正・過剰/SCORE/Ca:P比/評価データ不足の区別
犬の手作りごはんの栄養が足りているか確認するポイント → 「栄養バランスが良いレシピ」を判断する7つの確認ポイントを見る →

Q3

犬の手作りごはんは、1日にどのくらいの量を食べればいい?

「体重○kgなら○g」と、重さだけで一律には決められません。同じ100gでもレシピによってカロリーが違うため、愛犬の必要エネルギーと、そのレシピのエネルギー量の両方から考えます。

体重だけでなく、ライフステージや活動量によって必要エネルギーの目安は変わります。さらに、脂質の多いレシピと水分や野菜の多いレシピでは、同じカロリーを取るために必要な重量が変わります。そのため「何g?」を考えるときは、先に必要エネルギーとレシピの総カロリー・総重量を確認するのが基本です。

nanairoで確認できることDERの目安/レシピ総カロリー・総重量/1日のごはん量の目安
「1日何グラム?」の考え方を詳しく見る →

Q4

手作りごはん初心者は、何から始めればいい?

最初から完璧なレシピを作ろうとせず、使いたい食材を決めて「重さを量る」ことから始めると確認しやすくなります。

食材名だけでは栄養計算ができないため、肉・魚・卵・炭水化物・野菜など、実際に使う食材をグラムで記録します。そこから栄養バランスやカロリーを確認し、不足があれば食材量の調整や追加を考えていく方が、「割合だけ」を頼りにするより具体的です。

nanairoでは、使いたい食材を選んだあと、レシピ作りを始めるための食材量の目安を確認する機能も用意しています。

Q5

人気の手作りごはんレシピなら、そのまま与えて大丈夫?

人気があることと、自分の愛犬に必要な栄養や量が合っていることは別です。レシピは参考にしつつ、愛犬の条件に合わせて確認することが大切です。

同じレシピでも、体重やライフステージ、活動量によって1日に必要なエネルギーは変わります。また、公開レシピに書かれた量が「その犬の1日分」とは限りません。nanairoの公開レシピは、自分の愛犬用に読み込むと、公開者の愛犬情報を引き継がず、現在選択している愛犬情報で必要量を再計算できます。

レシピを見るときのポイント食材名だけでなく重量・総カロリー・栄養評価・愛犬ごとの必要量を確認

Q6

手作りごはんの栄養不足が心配。何を確認すればいい?

「手作りごはんなら必ずこの栄養素が不足する」と決めつけず、実際のレシピを計算して不足している項目を確認します。

不足する栄養素は、使う食材と量の組み合わせによって変わります。また、食品成分データそのものが不足している場合は、分からない値を0として扱うと誤った評価につながります。nanairoでは、成分データが足りず正確に判定できない項目を「評価データ不足」として、不足判定とは分けて表示します。

不足が確認できた場合は、今ある食材の量を調整する、別の食材を加える、必要に応じて栄養成分を確認できる補助食品を検討する、という順で考えます。

不足している栄養素の見つけ方を詳しく見る → 不足が見つかった後の整え方を詳しく見る →サプリメントが必要か考えるポイントを詳しく見る →サプリ追加後にレシピ全体を再評価する理由を見る →

Q7

犬の手作りごはんのカロリーは、どう考える?

まずレシピ全体のカロリーを計算し、そのうえで愛犬が1日に必要とするエネルギーの目安と比較します。

「たくさん食べたから十分」とは限らず、反対に少量でも高カロリーなレシピもあります。nanairoでは食材と重量からレシピ総カロリーを計算し、愛犬の体重・ライフステージ・活動量から算出したDERの目安と組み合わせて、1日のごはん量を考える参考にします。

DERはあくまで目安です。実際の体重変化、体型、活動量、食欲などを見ながら調整してください。

Q8

カルシウムは足りてる?リンとのバランスも大切?

カルシウムは量だけでなく、リンとのバランスも一緒に確認します。nanairoではカルシウムとリンをそれぞれ評価し、Ca:P比も確認します。

肉類などに含まれるリンと、カルシウム源の組み合わせによって比率は変わります。nanairoでは、栄養評価に加えてCa:P比を表示し、採用している目安の範囲から外れる場合は調整が必要なことを示します。

nanairoの確認項目カルシウム量/リン量/Ca:P比(1:1〜2:1を目安)
カルシウムとリンのバランス(Ca:P比)の見方を詳しく見る →

Q9

肉・ごはん・野菜の割合は、決まっている?

分かりやすい目安として割合を使うことはできますが、固定の比率だけで栄養バランスが整うとは限りません。

同じ「肉」でも種類や部位で脂質・ミネラルなどは異なり、野菜や炭水化物も食材ごとに栄養成分が違います。そのため、割合はレシピ作りの入口として使い、最終的には実際に選んだ食材と量から栄養を確認するのが現実的です。nanairoの食材量の提案も、ひとつの固定比率に当てはめるのではなく、栄養状態やごはん量などを確認しながら候補を探します。

肉・野菜・ごはんを何グラムずつ使うか詳しく見る →

Q10

毎日手作りごはんでも大丈夫?同じメニューでもいい?

「毎日手作り」「毎日同じ」という点だけでは良し悪しは決まりません。継続して与える食事ほど、必要なエネルギーと栄養素を満たせているかを確認することが重要です。

食材の種類を頻繁に変えていても栄養が自動的に整うわけではなく、同じレシピでも栄養バランスが適切かどうかは内容と量によります。長く続ける場合は、愛犬の体重・体型・体調の変化も見ながら定期的に見直してください。

Q11

子犬の手作りごはんは、成犬と同じ栄養バランスでいい?

成犬用の栄養バランスをそのまま当てはめてよいとは限りません。成長期は必要とする栄養素の量や比率が成犬維持期とは異なるため、子犬のライフステージに合った基準で確認します。

同じ食材を使える場合でも、子犬の必要エネルギーとGrowth & Reproductionの基準で、実際の食材量、不足・過剰、Ca:P比などを再評価します。成長とともに体重や必要量も変化するため、その時点の愛犬情報で見直すことが大切です。

子犬と成犬で確認する栄養バランスの違いを詳しく見る →子犬で具体的に確認したい栄養素を詳しく見る →

Q12

犬の食事量は毎日記録した方がいい?

毎日残しておくと、予定量と実際の摂取量の違いや、数日続く変化を振り返りやすくなります。ただし、記録すること自体が目的ではなく、愛犬の普段の食べ方や体重の変化を確認するために使います。

予定量、実際に食べた割合・推定摂取量、ごはんやおやつなどのカロリー、体重を残しておくと、1日だけでなく7日・30日の流れで変化を確認しやすくなります。

犬の食事量を毎日記録するメリットと残したい項目を見る →

Q13

犬の手作りごはんは、1回何グラムが目安?

「体重○kgなら1回○g」と一律には決められません。まず1日に必要なエネルギーと1日のごはん量を確認し、食事回数で分けた量をスタート地点にします。

そのうえで、愛犬が実際に無理なく食べられる量か、その量で必要なカロリーや栄養バランスを満たせるかを確認します。1日量を単純に回数で割った数字を固定するのではなく、食べ方や体重の変化も見ながら調整します。

犬の手作りごはんの1回量の考え方を詳しく見る →

Q14

犬が手作りごはんを食べきれないときは、量を減らしていい?

すぐに量だけを減らすのではなく、予定量と実際に食べた量、その量で取れているカロリーを先に確認します。量を減らすと、エネルギーだけでなく、そのレシピから摂る栄養素も一緒に減るためです。

食べきれない状態が続く場合は、1回量や食事回数、レシピのエネルギー密度、食材量、栄養バランス、体重変化を一緒に見直します。食欲低下や体重減少、嘔吐・下痢、元気がないなどがある場合は、食事量だけの問題と決めつけず獣医師へ相談してください。

食べきれないときの確認・調整の順番を詳しく見る →

Q15

材料の合計重量と、調理後の完成後重量は同じ?

同じとは限りません。加熱で水分が抜けたり、水や煮汁を加えたりすると、材料の合計重量と完成後重量は変わります。

実際に何g取り分けるかを考えるときは、レシピ全体のカロリーと完成後重量から1gあたりのカロリーを確認し、愛犬の必要エネルギーから1日の目安量へつなげます。完成後重量による給与量の補正と、加熱などによる栄養損失は別に考えます。

完成後重量から1日のごはん量を考える方法を見る →

HOW TO USE nanairo

nanairoが役立つのは、こんなとき

今のレシピを確認したい

実際に使っている食材と重量を入力して、栄養バランスや不足・過剰を確認したいとき。

何gあげるか迷う

愛犬の必要エネルギーとレシピのカロリーから、1日のごはん量の目安を考えたいとき。

不足の補い方を考えたい

不足している栄養素を見つけ、食材量の調整や追加後にどう変わるかを確認したいとき。

一般的な答えを読むだけで終わらず、自分の愛犬と自分のレシピに当てはめて確認する。
そのための道具としてnanairoを使えます。

nanairoについて詳しく見る

栄養評価で参照している主な資料

nanairoの詳しい計算方法・評価対象・注意点はアプリについてで公開しています。主な参照資料は以下です。

健康状態に不安がある場合

このページおよびnanairoは、犬の手作りごはんを考える際の一般的な参考情報・目安を提供するもので、獣医師による診断・治療・療法食の指示・個別の医療判断に代わるものではありません。

持病がある犬、治療中・投薬中の犬、症状がある犬、特別な栄養管理が必要な犬については、獣医師などの専門家へご相談ください。